LT大会が忘年会?エンジニアチームの「社内勉強会」直撃レポート!
こんにちは。企画開発事業部のbell(ベル)です。
シーサーではブログやアプリを担当する部署から会社の管理部門まで、様々な部署にエンジニアが在籍していて、それぞれの部署で必要なプログラムや機能の開発・構築に従事しています。
異なる部署のエンジニアが一堂に会するのが、定期的にオンラインで開催している「社内勉強会」です。勉強会には部署に関係なくエンジニアが集まって、みんなで新しい技術を学んだり、情報共有をしたりして、それぞれが普段の業務に生かしています。
この記事ではシーサーのエンジニアの「社内勉強会」とはいったいどんなものか?をお伝えするべく、2022年12月に開催された「社内技術LT大会」の模様をレポートします。
LTとは!?
エンジニアの方にはおなじみかと思いますが、「LT」とは「Lightning Talk(ライトニング・トーク)」の略で、簡単な資料を使って5分程度の短い持ち時間でおこなうプレゼンのこと。
IT系の技術カンファレンスなどでは、10人程度の発表者が連続で発表するLT大会がおこなわれることもよくあります。
賞品争奪の真剣勝負!忘年会を兼ねたLT大会
今回の「社内技術LT大会」は、一年最後の「社内勉強会」ということもあって、忘年会を兼ねて開催された特別な会でした。
参加者はお酒を飲んだり食事を楽しんだりしながら発表を聞いたり、発表と発表の合間のわずかな時間にちょっとした雑談をしたりと、普段の社内勉強会とは違うリラックスした雰囲気でした。オンラインでの開催でしたが、みなさんそれぞれに楽しまれていたようです。
LTの発表テーマは自由ですが、大会を主宰したSさんの事前の予想では「普段のLTは技術的な内容の真面目なものが多いけど、今回は忘年会を兼ねた会なので、普段よりも一発ネタっぽい発表が多いのでは?」とのことでした。
しかし、このLT大会は全員の発表終了後に参加者投票をおこない、優勝者に1万円分のギフト券をはじめ、上位入賞者にも賞品が贈られる真剣勝負の場でもあるのです!
普段通りの真面目なネタで勝負するのか、今回は忘年会ということであえてウケそうなネタで勝負するのか、賞金ゲットのためにはネタ選びも重要な要素になりそうです。
テーマは自由!個性あふれる発表が続きます
発表が始まってみると「ChatGPTに10回クイズを出してみての考察」「AI画像作成ツールに画像を作ってもらった結果」などの実験的な企画から、「自社サービスサイトの高速化をした話」「プログラムにおける重複の排除についての話」といった自身の業務に関連したもの、「前職での開発関連の話」「以前取得した資格についての話」など自分の過去の経験についてのものまで、内容は様々。忘年会を兼ねたLT大会とはいえ、優勝を目指すみなさんの秘めた心意気を感じます。
発表と発表の合間には、「その視点はなかった」「そういうことを考えていたのか」など、発表に対する感想の声も。普段は見られない発表者の別の一面が垣間見られたようで、終始盛り上がっていました。
テーマの硬軟に関わらず、どの発表も独自の視点からの問題提起や、それに対する検証や考察が順序立てで説明されていて、技術開発の専門的な知見のない私が聞いていても分かりやすく、興味深かったです。プレゼンの進め方も人それぞれのスタイルがあって、とても勉強になりました。
LT大会の入賞者の発表をご紹介!
全参加者の発表終了後に投票がおこなわれ、短い休憩をはさんでいよいよ結果発表です。得票上位3名が発表されました。
まず第3位は6票を獲得したK・Sさん!
発表テーマは「認定スクラムマスターについて」でした。
「認定スクラムマスター」とはアジャイル開発に関する認定資格です。短期集中の厳しい研修を受講するとのことで、頭脳的にも精神的にも厳しかったがよい経験だったとのこと。
証拠が揃わない状態での当てずっぽうの推論を好まないあの名探偵になぞらえた、「アジャイルとはシャーロック・ホームズである」というまとめの言葉もとても印象的でした。
続いて第2位は7票を獲得したN・Sさん!
LT大会主宰者のSさんから「若い世代ならでは」と評された発表テーマは、「SNSによくあるオモロい自撮りエフェクトの作り方」でした。
画像や動画に別の画像を合わせたり、人の顔の表情を変えたりという風に誰でも簡単に画像・動画に演出を加えたり加工したりできる「エフェクト」。TikTokやInstagramなどのSNSでは多くの人に使われている機能ですが、その機能自体はどのように制作するのか?を、実際に自分で初めて経験してみてエンジニアの視点から検証しています。
N・Sさんは初めてエフェクトを作ってみた感想を「慣れれば簡単にできそう」「楽しい」と語っていました。気になったことは「まずはやってみること」の大事さを改めて感じます。
そして、栄えある優勝は、9票を獲得したT・Sさんでした!
この発表のテーマの発端は、意外なところにありました。
2022年末ごろ、ある商品が品薄でなかなか買えなくなって困っている人が増えていたのだそうです。そこでT・Sさんは「買えないなら作ってみればいいのではないか?」という発想で今回の発表テーマにしたそうです。
ここで突然クイズですが、その「ある商品」とはいったい何でしょうか?
その当時、某人気ゲームの最新作である裏技が発見されて話題になっていたそうです。その裏技とは、そのゲーム内で使えるお金がゲーム機のコントローラの特定のボタンを押し続けるだけで簡単に稼げて、ゲームを有利に進めやすくなるというものでした。
実はその裏技の影響で、街中やネットのお店で「連射機能付きコントローラ」が品薄になっていたのだそうです!知らなかった!!
そんなところから生まれて、みごと優勝を勝ち取った発表テーマが「Nintendo Switch 連射コントローラ開発」です!
許諾なく開発したコントローラを使用しても問題ないのか?という部分についてもしっかりと考察されていましたし、まとめで「今回の内容は非公式の方法ではあったが、プログラミングスキルを使ってDIY的なことを行う精神を今後も持っていきたい」とエンジニアとしての心構えを述べられていました。このあたりが参加者の心に響いて、得票につながったのではないかと思います。
上位3名は僅差でしたね。入賞されたみなさん、おめでとうございます!
LT大会終了後も忘年会は続きます!
上位入賞者の発表で「社内技術LT大会」は終了となりましたが、その後は引き続き忘年会へ。発表についての感想や意見を語り合ったり、今回は発表しなかったネタについての話題で盛り上がっていました。
普段はお互いにオンラインでの業務で直接顔を合わせることが少ない方もいると思うのですが、仕事のことやその他の雑談など最後までみんなで和やかな雰囲気で語り合っていて、エンジニアの方々のつながりの強さを感じます。
LT大会主宰者Sさんにインタビューしました
最後に今回の「社内技術LT大会」を主宰したSさんにお話をうかがいました。
――今回の社内勉強会を「忘年会を兼ねた社内技術LT大会」という形で開催しようと考えられた理由を教えてください。
コロナ禍以前から定期的に社内勉強会をしていますが、コロナ禍後からはフルリモートでの開催になりました。そのころから勉強会の中での雑談やみんなのツッコミ、発表に関する意見交換などのコミュニケーションがどうしても減ってしまっていたのが気になっていました。
――リモート下での“雑談の重要性”みたいな話はよく聞きますね。
以前からもっと活発にコミュニケーションが図れる場を設けたいと思っていましたが、「勉強会」という形だとどうしても堅苦しくなってしまって雑談などがしにくい雰囲気があると感じました。
そこで気軽にツッコミを入れたり意見交換したりできそうなLTを開催することにしました。また、飲食しながらであれば雑談もしやすいだろうと思い、ちょうど年末だったこともあって忘年会を兼ねて開催してみることにしました。
――実際、みなさん和気あいあいとした雰囲気でした。普段の社内勉強会はどのような内容で開催されているのですか?
普段の勉強会は主にスキルアップや部署横断でのエンジニア同士の交流を目的として開催しています。担当している業務内容での工夫した点・ノウハウ、失敗談などを他部署のエンジニアと共有するなど、比較的業務に関連した技術的な発表を中心とした会となっています。
――よかった点や失敗談なども共有してチーム全体のスキルアップにつなげていくというわけですね。今後の社内勉強会で考えていることなどがありましたら教えてください。
そもそも社内勉強会は、エンジニアとしてアウトプットするための習慣をつけると言うか、人前で技術を説明する練習にも慣れて欲しいという事で長く続けています。
今後もメンバー同士がもっと活発に意見や知識を交換できて、お互いを高めあえる場にしていければと思います。
――最後に今回の「社内技術LT大会」を振り返っての感想を聞かせてください。
今回のLT大会については、最初は特定の人だけが話すばかりになってしまわないかについて心配していました。しかし、思っていたよりも発表した技術ネタにみんなが食いついて話してくれたのがうれしかったです。
また、今回は業務とは関係ないネタが多かったのですが、普段は触れない技術などに触れてみる良いきっかけになったので、有意義だったと思います。
――“感想戦”も多くの方が参加されてましたね。
全員の発表が終了した後の忘年会本番でも、発表のネタを話題にしてみんなで盛り上がりましたし、年に1回くらいはこういう会を開催してもいいのかなと思っています。
期待通りの会になったようでなによりです。インタビューにお答えいただき、ありがとうございました。
エンジニアのみなさん、シーサーで働いてみませんか?
いかがでしょうか?今回はシーサーのエンジニアチームによる「社内技術LT大会」の模様についてお届けしました。
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